インプラント

※費用は症例により異なります。
料金について詳しく知りたい方には、ご来院時にしっかりとご説明いたします。
お電話やメールでのお問い合わせにはお答えできかねますのでご了承ください。
インプラント治療とは
インプラント治療とは、歯を失った部分の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付けることで、天然歯のような機能や見た目を取り戻す治療法です。歯を1本失った場合だけでなく、複数本失ってしまった場合にも応用できます。
歯を失った場合の治療法の比較
| インプラント | ブリッジ | 保険の部分入れ歯 | |
|---|---|---|---|
| 治療方法 | 歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、それを土台として人工の歯を装着します | 失った歯の両隣の歯を少し削り、それらを土台にして人工の歯を装着します | 失った歯の両隣の歯に金属のバネをかけて、入れ歯を固定します |
| 取り外し | 基本的に不可 (インプラントリーゲルなど、一部取り外し可能なものもあります) |
不可 | 可能 |
| 力の配分のイメージ | 周りの歯に負担をかけません | 両隣の歯に1.5倍程度の負荷がかかります | バネをかける歯に負担がかかります |
| お手入れ | 丁寧な歯磨きと歯科医院での定期的なメンテナンスが必要 | 人工歯の周りに汚れが溜まりやすく、丁寧な歯磨きが必要 | 毎日取り外して清掃する必要があります |
| 健康保険 | 適用外 | 適用可 | 適用可 |
入れ歯とインプラントを組み合わせた治療法
多くの歯を失ってしまった場合、インプラントを土台にして入れ歯を装着する治療法があります。この治療法のメリットは、入れ歯が歯ぐきに当たって痛くなったり、外れてしまったりする心配がほとんどなく、より自然で安定した噛み心地を再現できることです。また、入れ歯自体は取り外しできるので、お手入れも比較的簡単です。
※入れ歯の製作も含めて自由診療です。
※インプラントを何本使用するかは、顎の骨の状態によって異なります。
インプラント治療の流れ
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診査
患者さまのお口の状態を調べるために、問診、模型製作、歯科用CT撮影、血液検査などを行います。
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診断
診査の結果をもとに、インプラント治療が可能かどうかを診断します。
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治療計画のご提案
患者さまお一人お一人に合わせて治療計画をご提案します。治療期間や費用についても、できる限り詳しくご説明いたします。
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手術前のクリーニング
手術前に、お口の中を清潔な状態にするためのクリーニングを行います。
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インプラント手術
歯を失った部分に、人工の歯根であるインプラント体を埋め込む手術(日帰り)を行います。手術後は、インプラントが顎の骨としっかりと結合するまで、約3ヶ月程度お待ちいただきます。ただし、骨の状態によって期間は異なります。インプラントと顎の骨が結合するまでは、審美性・機能性を維持するために、仮歯を装着した状態で過ごしていただきます。
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型取りに向けた処置
約3ヶ月後、インプラントと骨が結合したことが確認できたら、歯ぐきの形を整えます。
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型取り
人工の歯(被せ物)を作るための型取りを行います。
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メンテナンス
インプラントを長く快適に使っていただくためには、毎日の丁寧なブラッシングと定期検診が欠かせません。定期検診では、かみ合わせやお手入れ方法の確認を行っています。
インプラントについては、定期的にメンテナンスを受けていただいた場合のみ、保証の対象となりますのでご注意ください。
インプラントの埋入手術は、専門医の資格を持った歯科医師が担当します。
インプラントリカバリー治療
インプラント治療後に腫れや痛み、グラつき、被せ物の破損などのお困りごとはありませんか? 当院では、トラブルの原因を特定した上でインプラントの再治療を行っています。他院でのインプラント治療後のトラブルやメンテナンス、セカンドオピニオンにも対応いたしますので、お悩みの方はご相談ください。精密な検査と専門性の高い処置で、快適な状態を取り戻せるようサポートいたします。
よくある質問
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インプラント体はどのような素材でできていますか?
当院では、チタン製のインプラント体を使用しています。チタンは、人工臓器の部品や骨プレートなど、医療分野で何十年も前から使われている金属であり、人体との相性がよく拒絶反応がほとんどないことが確認されています。また、チタンは埋め込んだ周りの骨と健全な生体結合(オッセオインテグレーション)を起こすことが知られています。
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自分の歯と同じように噛んだり食べたりすることができますか?
インプラント体に取り付ける人工の歯は、むし歯治療などでも使われる素材と同じものを使用します。初めは少し違和感があるかもしれませんが、慣れてくるとご自身の歯とほとんど同じように、食事や会話を楽しむことができ、見た目も自然です。
入れ歯が安定せずにお困りの方は、数本のインプラントを埋入して入れ歯の支えにするだけでも、入れ歯が安定してしっかりと噛めるようになり、食事をより楽しめるでしょう。 -
治療期間はどれくらいですか?
インプラントの種類や埋め込む場所、本数などによって治療計画が変わるので、治療にかかる期間は、患者さまのお口の状態によって異なります。
目安としては、インプラントを骨に埋める手術を行ってから、約4ヶ月ほどで人工の歯を装着する方が多いです。ただし、お口全体に複数のインプラントを入れる場合や、骨が足りないために骨を移植する手術を行った場合は、さらに期間がかかります。治療を始める前に、おおよその治療期間をご説明し、ご納得いただいてから治療を開始いたします。
また、むし歯や歯周病がある場合は、それらの治療を先に行っています。 -
歯がない期間はどうしたらいいでしょうか?
保険診療と同等の入れ歯に近いものから、高価なものまで、さまざまな種類の仮歯をご用意しています。ご希望に合わせてお選びいただけますので、遠慮なく歯科医師にご相談ください。
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どれくらいの費用がかかりますか? また、保証制度はありますか?
インプラント治療の費用は、顎の骨の状態や被せ物の種類などによって異なりますが、検査費用も含めて、インプラント1本あたり約50万円が目安です。他院と比較すると高額と感じられるかもしれませんが、当院では「allways best choice(常に最良の選択を)」という考えのもと、高品質のインプラントを使用し、最長10年間の保証システムを設けています。治療計画の段階で詳細な費用のお見積書をご提示し、書面にて契約いたしますので、ご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にお尋ねください。
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インプラント手術は痛いですか?
手術中は局所麻酔を行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔が効きにくい方、痛みや手術、麻酔に対して不安を感じる方、治療の音や治療時間が気になる方、お口の中を触られると吐き気を感じやすい方には、静脈内鎮静法の併用をご提案する場合もあります。静脈内鎮静法とは、点滴で薬を投与し、半分眠ったようなリラックスした状態にする鎮静法です。ウトウトしている間に手術が終わるため、身体への負担も少なく、高血圧症や狭心症などの持病がある方の治療の際にも有用です。 -
手術前後の生活で注意することはありますか?
手術前は、当日の体調を万全にすることを心がけましょう。痛みや腫れが強くなる可能性があるため、手術当日は血行がよくなること(激しい運動、長風呂、サウナ、飲酒など)は避けてください。また、喫煙は傷の治りを妨げるため、手術前後しばらくは禁煙されることをおすすめします。通常は、手術翌日から普段通りの生活にお戻りいただけます。
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インプラントはどれくらい長持ちしますか?
これまでの研究では、インプラントは天然歯とほぼ同じように、長期間にわたって機能することが示されています。ただし、インプラント周囲の骨や歯ぐきが炎症を起こし、インプラントを支える歯槽骨が溶けると、インプラントが抜け落ちてしまいます。
インプラントの寿命を左右するのは、毎日の丁寧なケアと歯科医院でのメンテナンスです。当院では、セルフケア指導に加え、定期的な検査や歯科衛生士によるPMTC(自由診療)により、インプラントが長持ちするようサポートしています。 -
インプラント治療の成功率は?
インプラント治療は、非常に成功率の高い治療です。近年の歯科素材の開発や臨床研究の成果により、治療法は進化し続けており、一般的にインプラントの残存率は 10年で 90%以上といわれています。
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インプラント治療がうまくいかないこともありますか?
インプラントを骨に埋め込む手術は比較的負担の少ない外科処置であり、レントゲン画像診断のめざましい進歩により、手術中の血管や神経への損傷は極めて少なくなりました。
ただし、ごくまれに予期せぬ出血や唇のしびれなどが起こる可能性があります。万が一、帰宅後に強い痛みや出血が続く場合は、すぐに当院にご連絡ください。また、骨の状態や全身の健康状態によっては、インプラントと骨が結合しないこともあります。その場合はインプラントを取り外しますが、状態の回復後には再度インプラントを埋入できます。 -
治療後はどのようなメンテナンスが必要ですか?
基本となるのは毎日の丁寧なセルフケアです。歯ブラシや電動歯ブラシで、歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨きましょう。汚れが溜まると、インプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」になるリスクが高まり、インプラントを失う原因になります。また、2~6ヶ月に1度は歯科医院で定期検診とクリーニング、かみ合わせのチェックを受けることが大切です。歯周病にかかったことのある方、喫煙される方、歯ぎしりの癖がある方は、特に注意が必要です。
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喫煙はインプラントに悪い影響がありますか?
喫煙はインプラントの成功率や長期的な生存率を低下させるという報告があります。これは、タバコに含まれるニコチンは血行を低下させ、細菌への抵抗力を弱めるためです。そのため当院では、インプラントの保証期間を、喫煙者の方は5年、非喫煙者の方は10年としています。インプラントを長持ちさせるためにも、禁煙を強くおすすめいたします。特に手術前後は、傷の治りを早めるために1週間程度の禁煙が必要です。
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インプラントはかみ合わせにどのような影響を与えますか?
歯を失うとかみ合わせのバランスが崩れて、歯や顎関節の痛みだけでなく、姿勢の歪みなど全身に悪影響を与えることがあります。インプラント治療を行ってかみ合わせを整えることは、それらのリスクを抑えることにつながります。また当院では、インプラント治療だけでなく、矯正治療やむし歯治療などにおいても、かみ合わせを重視した精度の高い治療を行っています。
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病気の治療中でもインプラント治療を受けられますか?
病気の種類や状態、服用しているお薬によって異なります。必要に応じて、歯科医師がその治療の主治医と連携しながら、治療計画を立てていきます。糖尿病や高血圧の方でも、数値が安定していればインプラント治療は可能です。過去に大きな手術を受けた方や、重度の疾患の既往歴がある方、金属アレルギーの方は、必ず事前にお申し出ください。また、妊娠中の方は出産後の治療が望ましいです。
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誰でもインプラント治療を受けられますか?
成長期の方や高齢で全身疾患をお持ちの方を除き、多くの方がインプラント治療を受けられます。ただし、インプラントをしっかり支えるためには、顎の骨の量と質が重要となります。治療にあたっては、事前に歯科用CTなどを用いた精密な検査を行い、適切な治療計画をご提案します。
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インプラント治療には年齢制限がありますか?
一般的に、顎の骨の成長が完了するおおむね16歳以上の方であれば治療可能です。年齢の上限はなく、手術が可能な健康状態で、顎の骨に大きな問題がなければ、何歳でもインプラント治療をご検討いただけます。
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インプラントを埋入する手術で入院は必要ですか?
ほとんどの場合、入院の必要はありません。ただし、健康状態に注意が必要な場合は、大学病院をご紹介することもあります。
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事故やスポーツで歯を失った場合でもインプラント治療を受けられますか?
もちろん可能です。事故やスポーツによる外傷の場合、周りの歯は傷ついていない場合が多く、それらを削らずにすむインプラント治療は適しているといえます。
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インプラントは周囲の人に気づかれますか?
人工歯の色、大きさ、形は、周りの歯に合わせて精密に製作しますので、ご自身の歯とほとんど区別がつかないほど自然な仕上がりになります。